昨年9月に保護した犬、チャイのことをご報告致します。
電話相談を受け、捨てられた母犬とその子犬たちを保護したときは驚きました。
母犬の両前脚がすっぱりと切断され、骨が見えていたのです。
罠にかかったのかもしれないし、あるいは虐待を受けたためかもしれません。
罠で、両方の脚が切れるものなのでしょうか。
チャイは声を出して鳴かないのです。
また、少しの大声にも、怯えて隠れてしまいます。
掃除をしようと箒を持つだけで、逃げてしまいます。
知らない人が来れば、身を固くして怖がります。
虐待なのかもしれない。

痛々しい切り口。2年もこの状態で放置されていたそう。 痩せていて床ずれがありました。
カンガルーのように後ろ足を使って上手に移動する。
放っておいたらまた出産します。
まず、脚の治療をしなければ。
それから何とか不妊手術を受けさせて、里親をつけてやらなければ。
悩む間もなく、親子の保護をしたのでした。
(犬の保護をするたび、我が家には離婚の危機が訪れます。
でも、放っておくことはできません。
きっとずっと忘れられないだろうと思うのです。
あの犬はどうしたかな、と思い出すのはいやです、
一生涯の後悔をするなら、離婚のほうがましです。)
じきに子犬2匹にはすてきな里親様がみつかりました。

2ヶ月間はゆっくり療養。
母犬チャイちゃん、この子は今、私たちといっしょにANJシェルターで暮らしています。


いきいきとした表情を見せるようになりました。
傷口は完治し、ぴょこたんぴょこたん野山を駆け回っています。
それに、ちょっと太りました。
賢くて、やさしいメス犬です。
犬にも人にも思いやりにあふれ、体中で愛情を表現します。
この子は吠えません。
室内で大切に飼って下さる方を、そろそろ探そうと思っています。
これまで辛い思いをしたのに、人間を好きでいてくれます。
間違いのない里親様をみつけてあげようと思っています。