環境省と復興庁が、福島被災ペットの保護・飼育管理・譲渡・研究に1億を投じる!その企画コンペがあることをツイッターで知った私たちは驚きました。どんな内容だろう?まさかデキレースでは?どこが落札するのか?天下り団体の懐に入り、犬猫の救済は二の次にされる可能性が大きい。これは、業や官からカネをもらわない、「御用」でない自主独立の民間団体が、きちんと監視をしていかなくては!
そう考えた私たちは、3月15日の『警戒区域内の被災ペット保護及び飼育管理業務』企画入札説明会に参加するため、税務署や市役所、法務局を回って書類を集め、司法書士のOさんのご協力を得て、法人格を持つCAPINで格付け申請を行いました。その説明会のご報告を致します。
<説明>
説明する側は3人いて、(おそらく環境省の)役人が2名、(おそらく復興庁
の)入札事務員が1名でした。
司法書士Oさんが来場者と名刺交換をして下さったおかげでわかったことですが、説明会への参加者は、動物愛護団体2(Aさんと我々:Kさん、Oさん、Nさん、おかめ)、 環境系企業1、環境系NPO1、イベント系企業1、大企業1(F社)、そして環境省所管公益法人1でした。公益法人とは、環境省の天下り団体、(財)自然環境研究センターです。(H18年の副理事長が元環境省役人、現非常勤理事が元農水省役人。)
まず、環境省から説明書にもとづいた説明がありました。
http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/kikaku1/pdf/20120326/h240305aa.pdf
<質疑>
続いて質疑に入りました。
Nさんから「警戒区域が解除になる地域もエリアに含むのか?」との質問に、「企画書には現時点での警戒区域での保護活動を想定してください」との回答がありました。
私からは、この企画が出てきたのはいつであり、どういう経緯であったかを質問しましたが、
「ここはそれについて答える場でない」と一蹴されました。
1億の予算がついたこの企画コンペについて、積極的な周知がなされぬまま、有資格者(ABCDの格付が義務)のあいだでのみ説明会が行われ、説明会に出席することを入札参加の条件にしていることや、資格をとるにもタイムリミットがきつく、すでに国の事業を請け負ったことのある企業や、省庁の外郭団体を対象にしたとしか思えない、決して一般に開かれたものではないコンペであることに違和感を覚えています。
それを質疑で述べましたが、「民間も参加できなくはない、資格さえあれば参加できる体制である」との回答でした。
また、200匹、と収容頭数が限定されていることに対し、全体像も見えないのになぜこの半端な数字が出されたのか、質問しました。
「犬の登録だけで5800匹、未登録犬を含めれば2万を超えるだろう、猫を含めれば4万はいたのでは?なぜ200匹という数字なのですか?」
それに対して「予算が1億だから、200が妥当であろうと数字を出した」とのことです。
ここでもいきあたりばったり、との印象を受けます。あくまでも愛護法にもとづき救出に向けて全力投球し、1億で足りないならもっと予算を要求するくらいのことを環境省はやるべきと思うのです。
私からは、「動物愛護法に基づいて、1年前から全頭保護をめざし動くのが環境省の仕事だったのではないか。全体数もみえないで、ここで、「春から夏にかけての捕獲、200頭」という半端な数字を出し、業者を雇って保護をさせるというのは、違和感を感じる」と述べました。
<民間団体の排除と、民間団体への支援ゼロ>
原発事故発生からこれまでの1年、保護活動から民間団体や個人ボラは排除されてきました。それでも命をあきらめぬ民間ボランティアはレスキューを続けてきたわけですが、民間の保護した動物は、自己責任として公的シェルターへの収容も拒否され、医療費・飼育費の重責に対する援助もなく、いっさいが民間におしつけられたままなのです。
動物愛護法によれば、愛護動物のすみやかな全頭保護に向けて国は態勢を整えるべきです。それに必要な資金がなければ事故原因者に求めていくべき。夏をこえ、厳冬を前に、2011年12月、環境省・福島県による許可を得ての初めての保護活動で、民間団体の捕獲実績は認められたことと思います(このときも一切の費用は民間負担が条件でした)。
すみやかな保護を目的にするには民官協働で動くべきことが実証されました、それなのに、未だに国は民間を使うことを考えていません。
1億のお金が企業(外郭団体)に投じられようとしている、このお金はほんとうに犬猫のために使われるのか否か。
落札する団体に回され、形ばかりの保護活動でお茶を濁され、天下り官僚や業の懐を潤すほうに回されないか。
私たちは動物の側に立って、しっかりと監視をし、声を出していかねばなりません。
「国は1億を投じました」で終わらせてはなりません。春には出産ラッシュを迎え、生まれる命があります。手をこまねいては、また夏に悲惨なものを見ることになります。
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(参考)http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/kikaku1/pdf/20120326/h240305ab.pdf
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/guideline.pdf
<以下、公示の内容です>
次のとおり、企画書の募集を行います。
なお、本企画競争に係る契約締結は、当該業務に係る平成24年度本予算が成立し、予算示達がなされることを条件とするものである。
平成24年3月5日
復興庁統括官付参事官 尾関 良夫
環境省大臣官房会計課長 鎌形 浩史
1 業務名
平成24年度福島県警戒区域内の被災ペットの保護及び飼育管理業務
2 参加資格
(1)予算決算及び会計令第70条の規定に該当しない者であること。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(2)予算決算及び会計令第71条の規定に該当しない者であること。
(3)工事請負契約等に係る指名停止等措置要領について(平成13年1月6日環境会第9号)に基づく指名停止を受けている期間中でないこと。
(4)平成22・23・24年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)の「役務の提供等」の「調査・研究」において、企画書等の提出期限までに、「A」、「B」、「C」又は「D」の等級に格付けされている者であること。
(5)企画競争説明会に参加した者であること。
3 契約候補者の選定方法
「平成24年度福島県警戒区域内の被災ペットの保護及び飼育管理業務に係る企画書募集要領」に基づき、提出された企画書等について審査を行い、契約候補者として1者を選定する。ただし、優秀な企画書等の提出がなかった場合には、この限りでない。
4 企画競争説明書の交付及び問い合わせ先
(1)企画競争説明書の交付
環境省ホームページの「調達情報」>「5.企画競争公示一覧(請負業務)」より必要な件名を選択し、「公示」の下段に企画競争説明書のファイルが添付されているので、ダウンロードして入手すること。
・http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/index_kikaku1.html
(2)問い合わせ先
東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎第5号館24階
環境省大臣官房会計課契約第1係 担当:佐藤 堅太
TEL: 03-3581-3351 (内線6918) FAX:03-3593-8932
5 企画競争に係る説明会の開催
(1)日時 平成24年3月15日(木) 11時40分
(2)場所 環境省第4会議室
東京都千代田区霞が関1-2-2(中央合同庁舎第5号館23階)
※1 平成22・23・24年度環境省競争参加資格(全省庁統一資格)の審査結果通知書の写しを必ず持参すること。
※2 参加事業者多数の場合は1社1名ととさせていただく場合もある。
6 企画書募集に関する質問の受付及び回答
質問は、下記により持参又はFAX(A4、様式自由)にて受け付ける。
(1)受付先 復興庁(予算会計担当) 担当:水信、日下部
東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル1階
TEL: 03-5545-7370 FAX:03-3224-9081
(2)受付期間 平成24年3月16日(金)までの10時~17時(持参の場合は12時~13時を除く)
(3)回答 平成24年3月19日(月)17時までに企画競争参加者に対してFAXにより行う。
7 企画書等の提出期限等
(1)提出期限 平成24年3月26日(金)17時
(2)提出先 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル1階
復興庁(予算会計担当) 担当:水信、日下部
TEL: 03-5545-7370 FAX:03-3224-9081
(3)提出方法 持参又は郵送による。
郵送する場合は、書留郵便等の配達の記録(当日必着)が残る方法に限る。
8 企画提案会の開催
(1)必要に応じて企画提案会を開催する。開催する場合には、開催場所、説明時間、出席者数の制限等について、有効な企画書等を提出した者に対して、平成24年3月26日(月)18時までに連絡する。
(2)上記により連絡を受けた者は、指定された場所及び時間において、提出した企画書等の説明を行うものとする。
9 企画書等の無効
本公示に示した参加資格を満たさない者の企画書等は、無効とする。
10 その他
(1)契約締結日までに平成24年度の予算(暫定予算を含む。)が成立しなかった場合は、契約締結日は、予算が成立した日以降となる。
また、暫定予算になった場合、全体の契約期間に対する暫定予算の期間分のみの契約とする場合がある。
(2)本公示に記載なき事項は、「平成24年度福島県警戒区域内の被災ペットの保護及び飼育管理業務に係る企画書募集領」による。
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> 「企画競争説明書」
> (http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/kikaku1/pdf/20120326/h240305aa.pdf)
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> 及び「仕様書」
> (http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/kikaku1/pdf/20120326/h240305ab.pdf)
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7月、南相馬でのレスキュー:このときは「はちふく」を保護。 (撮影:Pierpaolo Mittica)
http://www.pierpaolomittica.com/
多くの民間団体が「自己責任」でレスキューしました。
私たちCAPINも通いました。
原則、国が、東電が愛護動物を助けるべきだったのです。
ところが、動物を助けた民間人が、不当に拘束されました。
まったくこの国はおかしい。
この国には動物愛護法があるというのに。
年末のレスキューも、飼い主の不明な犬猫は保護の対象外だった。
本気で救おうとしていない。
気持ちがない。
福島の犬猫が、センター・保健所で処分されていく犬猫と重なって見える。
本気で救おうとしていない!
気持ちがない!
日本は捨て犬、捨て猫で溢れているのに、まだまだ産ませて、溢れさせようとする。
国をあげてこのまま違法行為を続けるなら、断罪されるべきです。
まったくこの国は、隅々まで「マフィア」です。
環境省は何をしているのでしょう。
1年前にIFAWが福島警戒区域・放射線汚染地域の動物の対策について、見事な指針を公表していました。
なぜそれを無視し続けたのでしょう?今頃になって、右往左往しています。
まったくこの国はmafioso!
動物を見捨てないで、との声が国民の間にあれだけ高まった、デモも起こったのに、国はその要望書や請願に回答せず、大手マスコミは報道しなかった。
動物を生業とする人々は口を閉ざしてしまった。
まったくこの国は、マフィアそのものじゃないですか!
忘れてはいけない、この1年を!
日本はマフィアの国!ってことが、明確になった年。