2年前につくば市内の某飲食店の庭先で猫が増えていると連絡を受けて、とにかく捕まえ避妊手術をしました。
猫たちは、従業員さんにとても可愛がられています。
ごはんもたっぷりもらっています。
冬越しのシェルターもあちこちに用意されて、手術さえすれば生きていかれる場所でした。
7月半ば、市内のある教育機関の留学生から電話相談がありました。
「死にそうな猫がいます、助けてあげてほしい、衰弱して片目がつぶれています。」
場所を聞くと、あの飲食店でした。
タリフロンとインターフェロンの目薬を持って、翌朝行ってみると、なつかしい長毛ミケが寝そべっていました。
痩せてなどいなく、丸々と太ってとても元気そうで、ひと安心。
でも片目の炎症がひどく、急いで目薬をさしました。
可愛がられているせいか、目薬にもあまり抵抗を示さなかったのがよかったです。
手紙とともに目薬を置いてきました。
また、留学生の子にも、観察をよくして猫を見守ってもらうよう頼んでいます。
目薬のなくなった頃に、また様子を見に行くつもりです。
手術の終わった猫たちが、庭先に寝そべっていました。
手術済みの印である、耳カット。
猫の市民権。
「もう増えないから、私にごはんをください。お水をください。
一代限りのいのちを、暮らしなれたこの場所で、まっとうすることを許してください。
おしっこうんち、ごめんなさい。
生きていれば仕方ない。食べれば出るものです。
人も動物もそれは同じ。
私の世話人さんもトイレ掃除がんばってますから、どうかここにいさせてください。」
ここはTNRが終わって安心の場所です。
でも、県内いたるところで増えています。
SOSの叫び。
℡相談もメール相談も山のようで、当会ですべて対応仕切れません。
県民の皆さんも精一杯、いろんなところで頑張っていらっしゃいます。
家に入れた方も、手術をした方もあります。
不幸ないのちを増やさぬよう、民間は苦労してお金を払って保護をしていることがよくわかります。
団体も、個人も、違いはありません。
頑張る人がもっと増えるように。
野良猫増加の問題を人道的に解決できるように
みんなで腕を組んで協力し合える世の中に!
がんばる私たちを後押しするのは、やはり法律の制定でしょう。
命を粗末にしないため、税金で野良の不妊手術をする、そのように法律を制定した国があるのです。
世界で、そして都内や横浜市、牛久市でもすでに始まっている地域猫活動。
よい先例や見本はすでにあるのです。
民間と行政がいっしょに取り組む「命を生かす」活動。
大人たちの活動を見た子どもたちも、命を粗末にしないことを学び、協力と話し合いの現場を見て育つことで健全に育ちます。
資金稼ぎのバザーや譲渡会参加により、地域の交流も広がります。
孤独死も少なくなる、けんかをしても修復できるほんとうの信頼関係を築けるようになる、
まさに地域猫活動・保護活動はいいこと尽くめです。
飼い主のいない、捨てられた犬猫を、収容して殺処分にしたりエサをやらずに衰弱死させるなんて、この日本にあってはならない。
そうした思いは、ごくあたりまえの感情であり、一般市民の願いです。
行政も警察も、おひとりおひとりは同じ思いです。
それが、活動を通じてよくわかります。
やはり、客観的にみても、変革の時期にきているのではないでしょうか。