環境省の統計資料を見ると、23年度は犬猫の処分数が174,742匹です。
そのうち幼齢個体は89,808匹。
全体の約半数です。
避妊去勢をしていれば、殺されるために産まれてきた小さな命は防ぐことができました。
都市部では浸透しつつある避妊去勢手術も、地方にいけば広がっていません。
避妊去勢がなかなか進まない。何が壁になっているのか。産まれたら捨てる、埋める、流す、といった風習や、命への無関心、教育や意識の違いもあるだろうと思いますが、やはり費用の問題が大きいのです。
手術に3~5万円。
これでは浸透していきにくいでしょう。
だれでも支払える金額に。
そして、教育プログラムを含め、国をあげて繁殖抑止の戦略をたてないと、結局、殺処分の数はなかなか減っていかないでしょう。
<犬・猫の引取り>
| 引取り数 | 処分数 |
|---|
| 飼い主から | 所有者不明 | 返還数 | 返還数のうち 幼齢個体 | 譲渡数 | 譲渡数のうち 幼齢個体 | 殺処分数 | 殺処分数のうち 幼齢個体 |
|---|
| 成熟個体 | 幼齢の個体 | 成熟個体 | 幼齢の個体 |
|---|
| 犬 | 14,316 | 3,153 | 47,372 | 12,964 | 16,363 | 45 | 17,919 | 6,639 | 43,606 | 7,486 |
|---|
| 猫 | 13,650 | 21,196 | 24,764 | 83,585 | 250 | 69 | 12,430 | 8,710 | 131,136 | 82,322 |
|---|
| 合計 | 27,966 | 24,349 | 72,136 | 96,549 | 16,613 | 114 | 30,349 | 15,349 | 174,742 | 89,808 |
|---|
(注) 合計欄の引取り数は、成熟個体と幼齢の個体の計である。(幼齢の個体は離乳していない個体) 引取り数の所有者不明の成熟個体には、狂犬病予防法に基づく抑留が含まれる。 引取り数の所有者不明には、一部、県・市条例に基づく収容を含む。 殺処分数には、幼齢個体などの保管中の病気等による自然死も含まれる。 成熟個体と幼齢の個体を区別していない自治体にあっては、成熟個体に計上している。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
ペットショップのショーウインドウに並ぶ子犬・子猫たち。
売れ残った多数は見世物、動物実験や繁殖に回され、あるいは保健所に持ち込まれて処分、あるいは野山に遺棄され繁殖を繰り返し悲惨な死をとげます。
溢れていても譲渡が追いつかないため、愛護団体もすべてを救うことはできません。
泣く泣く見捨てねばならないのに、更にブリーダーのもとでは次々と商売のために繁殖させられています。
犬猫たちは命であり、物ではないのに、命の大量生産・大量消費がまかりとおっています。
私たち動物ボランティアは日々の保護活動に忙殺され、心身共に疲労困憊し、倒れる寸前、財布は空で。。。
葬式もままなりません(冗談でなく)。
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私たちは、地球上に暮らす私たち人間と同じように、動物の命が尊厳をもって扱われ、
無用な苦しみから解放され、人道的に扱われなければならないと考えます。
日本の愛護動物に対する殺処分の方法や膨大な頭数は、異常な事態であると認識しています。
今、私たち日本人は、世界に恥じない動物法をほんとうに必要としています。
これだけはゆずれぬという最低限の、必ず遵守しなければならない法律を制定して頂きたいのです。