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2011/03/22

支援の要請(2) ~茨城県へ~

by:おかめ

                     平成23年3月22日

 

 茨城県知事 橋本 昌 殿


           

NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク 

                 

 

要 望 書

 

時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

3月11日に発生した東日本大震災、津波および続く余震、福島原発事故により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。この度の未曾有の大惨事によって、岩手・宮城に加えて茨城県も壊滅的な打撃を受けましたこと、心痛むばかりでございます。かけがえのない人命が失われ、いまなお多くの不明者がいらっしゃいます。残された方の心情を想いますと、何の言葉も見つかりません。一日も早い復興への願いを、ただ祈るばかりでございます。

このたった10日あまりを境にし、私たち県民の生活もまるっきり様変わり致しました。震災の被害に加え、刻々と変化し予断を許さぬ原発事故への不安、未だなお続く停電、断水。ライフラインの確保もままならぬなかで、つくば市にある茨城県立の国際会議場や洞峰体育館を提供され、県の職員さんを配置されて、被災者への支援の姿勢を具体的に行動で示して下さったことに、賞賛と感謝を申し上げます。

 

当会でもつくば市にボランティア登録を行い、同伴の犬猫の一時預かりその他の支援提供を探るために避難所に通い、ヒアリングを進めております。また、動物に関してのご相談を承る掲示を貼り出しました。早速、様々なご要望を被災者の方々から受けております。そのなかには次のような声がございます。

 

・ペットがいるので避難所には入れないから車で就寝している。

・車は狭いので猫がストレスを感じている。もう限界だ、日中どこか広いスペースに放してのびのびさせてやりたいがそうした場所はあるか。

・落ち着くまで一時預かりをしてほしい。

 

私どもの会でご協力させて頂けることは、逸走・保護した犬猫の情報提供と、被災者のお連れになった犬猫の一時預かりのお手伝い、動物病院への搬送、犬のお散歩サポートです。(もちろん無償で行います。)しかし、一時預かりに関しては個人宅での預かりですので頭数には制限があります。もしも空いている建物を貸して頂くことができれば、そこにケージを並べて一時的に収容し、会員が交代で通って犬猫の世話を行えます。私たちが要望するのは、十分な採光と適温の保てる屋内空間と、そのなかに備える犬用、猫用、げっ歯類用のケージ数個、フード、猫砂、猫トイレ、加えて必要な医薬品です。

なお、本件大震災について、被災動物に関しては、すでに 緊急災害時動物救援本部 が設置されております。緊急災害時動物救援本部構成団体は次の通りです。

 
 社団法人日本獣医師会  財団法人日本動物愛護協会
 社団法人日本動物福祉協会  公益社団法人日本愛玩動物協会
 
 災害時の被災動物対策に関しては、各地方自治体が災害対策基本法に基づく地域防災計画や動物愛護管理法に基づく動物愛護管理推進計画の中で施策に組み込んでいます。茨城県におかれても同様のことと思います。各地方自治体が、被災住民の要望に応じ緊急災害時動物救援本部に救援・協力依頼を要請する手順です。

緊急災害時動物救援本部は緊急時の基金や資材を準備しており、一緒に被災したペットが、動物救護シェルターの仮設、被災動物の収容、資材、物資供与等の支援を受けられる態勢を整えています。そこで、被災者の動物のために、緊急災害時動物救援本部に対して茨城県が救援依頼を申し出ることを要望致します。

たとえば、福島・いわき方面の被災者を多数受け入れているつくば市では、その被災者に対しての支援が求められており、その支援のなかには被災者の同伴動物に関する支援も含まれるものと考えます。

  

私どもはつくば市を本拠地として活動しておりますが、私たちの法人の名称は「県民ネットワーク」であり、この要望書での救援の対象はつくば市に限りません。県内の被災者のいる避難所には必ず飼われている動物もいっしょにおります。他の市町村でより必要とされる避難所があればそちらを優先して頂き、なるべく多くの飼い主とその飼育動物・支えるボランティアが助かるような措置を講じて頂けますようお願い申し上げます。

住民の要請があって初めて、自治体は緊急災害時動物救援本部に対して救済依頼を申し出ることができるとあれば、茨城県民としてまずその要請を行わなければ何も始まらない、と考えました。ほかにも多くの方がすでに要請をされていらっしゃることと思います。

今や動物も大切な家族です。動物を見捨てられずに被災地に留まっていらっしゃる方もあります。その方は、猫を預かる場所がつくばにあれば、いわきから猫とともに避難して来られると電話口で泣かれていました。人も大事、動物も大事、何とか支援していきたい、そのために救援本部への支援依頼を当書面をもって要望させて頂きます。

01:57

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