また1匹、ウイルス感染症によるものと思われる痩せ細った猫ちゃんが天国へ旅立ちました。
この「とらちゃん」は神出鬼没で、去勢手術の為に捕まえようとすると姿が見えなくなる猫でした。
また、尻尾が何らかで切断されて大怪我をしていました。その尻尾を治療してあげようと、カンパも集まっていました。最近よく出没するようになったため来週辺り去勢手術と尻尾の治療のために捕獲しようか、そんな話にもなっていました。
毛艶も悪く痩せていて、さらに調子が悪そうだと、餌やり当番さんもみんなで心配していた矢先、夜8時くらいに 「とらちゃんがうずくまっていて動かない、今夜が山かも」 と連絡がありました。
朝になりリンゴさんとジャスミンさんとで駆けつけてみると、もう硬くなっていました。
とらちゃんの訃報をメールで流すと、日曜の朝なのに、さらに3人が駆けつけてくれて6人で弔うことができました。このお花は、とらちゃんが駆け回っていた辺りに咲く野草です。

治療法のない猫白血病や猫エイズなどの不治の病は、ケンカなどによる血液、交尾、唾液などによって感染するそうです。つまり、外を自由に歩く猫であれば感染の可能性は高まります。
飼い猫にはできる限り避妊去勢手術をし、おうちの中で生活させてください。ウイルス感染のために2、3年で命を落とすのはとてもとてもかわいそうです。
とらちゃんの尻尾の怪我を治してあげられなかったことが心残りです。私たちが想像する以上に、尻尾の怪我が死期を早めたのかもしれません。
地域猫活動の中で最もつらいのは、治療できない病にかかってしまった猫たちを見守ることです。病の進行にストップをかけられない悔しい思いは、地域猫活動をしている以上、定期的に訪れ、そして何年も続いていきます。子猫を増やさないための避妊去勢手術、ごみ置き場を散らかさないよう、そして健康で居られるようにするための餌やり、定期的なワクチン接種、暑さ寒さへの対策、嵐の日もその存在を気にかけて世話をしていても不治の病だけはどうにもしてあげられません。
まずはノラ猫を地域猫化し、頭数管理のもとで今以上増やさないことが本当に必要です。
そして将来、「野良猫ってなあに?」 そんな時代が来るまで、地道にコツコツと活動は続きます。